私がTOEICで980点を取ったのは2015年10月でした。
その時はまだ旧形式の問題でした。
その後、TOEICは2016年5月から新形式へ移行しました。
新形式のTOEICを受験したこともないのに、TOEICの勉強法を解説するのはいかがなものかと思い、このたび初めて新形式のTOEICを受けてきました。
結果はなんと、
895点
でした。
スコアが100点近く下がってしまいました。
今回は、新形式の問題の難易度を中心に、初受験の新形式のTOEICの感想について書きます。
新形式のTOEICの難易度は難化しました
スコアの落ち方からもわかるように、全体的に新形式のTOEICは難化しています。
ただ、簡単になったところもあったので、難しくなった点と簡単になった点に分けて紹介します。
新形式のTOEICで難しくなった点
難しいと感じたところは、3つあります。
PART2が難化
1つ目はPART2です。
質問の冒頭の「when」とか「where」だけが聞き取れれば解けるような、単純な問題が減ってしまいました。
反対に、質問にストレートに答えていない応答が正解となるような、意地悪な問題が増えました。
むしろそんな問題ばかりでした。
例えば、
「会議には誰が参加しますか?」
「その会議は中止になりました」
というような問題です。
日本語にすると簡単ですが、答えには名前とか役職名が来るものと待ちかまえていると戸惑います。
PART3とPART4の図表問題が難しい
2つ目はPART3とPART4の図表問題です。
図表にばかり注目してしまうと、ナレーションが頭に入ってこなかったり、他の設問に意識できなかったりします。
私はこの問題で誤答が多かったと思います。
しかし、これは慣れの問題です。
実は図表には複雑なことは書かれていません。
それほど気を取られる必要はなく、たとえ図表の先読みができなかったとしても、ナレーションをしっかり聞いて内容が理解できれば正解できます。
PART7の文章量が増加
難しかったところ3つ目は、PART7の量の多さです。
今回久しぶりのTOEICだったのにもかかわらず、意外とPART7を順調に解くことができました。
それなのに、最後の文章を読む時間がなく、5問塗り絵をしてしまいました。
解くのに手こずった問題がなかったにもかかわらず、時間が足りなかったということで、つまり、文章量が多すぎだったということです。
最近のTOEICは長文化している傾向があります。
速読力や時間配分がさらに重要になってきました。
新形式のTOEICで簡単になった点
逆に、PART1とPART5は簡単になったと感じました。
スコアレポートを見てもPART1は100%、PART5は95%の正答率でした。
私はもともとPART5が苦手でした。
旧形式のころは、最後の10問ぐらいが難しい単語だらけで鬼門となっていましたが、新形式ではそうした問題が減ったように感じました。
PART1も旧形式では、どちらの選択肢も正解なのではないかと迷ってしまう難しい問題が必ず1問は存在していましたが、新形式は簡単な問題ばかりでした。
PART1もPART5も新形式になり問題数が減ったパートですが、問題数だけでなく、難易度が高い問題自体もなくなったように感じました。
TOEICは対策しないとスコアが落ちる
新形式のTOEICになって問題が難化したために、スコアが落ちてしまったのは事実です。
加えて、今回TOEICの対策をしなかったことも、スコアが落ちた原因だと思います。
私は仕事で英語を使うので、英語力自体は落ちていないか、むしろ上がっているような気がします。
それでも仕事でTOEICのあの圧倒的なボリュームの英文を、超高速で処理するようなことはありません。
今回あらためてTOEICは特殊な試験であり、対策が必要な試験なのだと実感しました。
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