笑いごとではないニュースが入ってきました。
就職が決まっていれば救済してくれると思っている人もいるでしょう。
しかし、理由を問わず大学は単位が取れないと容赦なく留年させてくるので注意してほしいです。
今回はこの記事に関連して、TOEICで480点または640点を取るのは簡単ではないこと、その上で短期間で480点または640点を取る勉強法を考えたいと思います。
記事の要約
- 北海道教育大学函館校(国立大)での出来事
- 国際地域学科・地域協働専攻の学生の卒業要件としてTOEICのスコアを設定
- 合格スコアはコースによって480点または640点
- 予定していた年4回のTOEIC試験に加え、9月、12月にも試験を実施
- 3割の学生が合格点に届かず、2月に補講、追試を行う予定
TOEIC480点は低い点数ではない
TOEIC500点前後というとバカにする人が結構います。
特に、高校の英語の成績は良かったけどもTOEICは受験したことがない人にそうした傾向があります。
しかし、「TOEIC500点のレベルは低い?初めてでノー勉なら無理なレベル」でも紹介していますが、TOEIC500点は決して簡単に取れる点数ではありません。
例えば、埼玉大の新入生の平均点が411点で、500点を大きく下回ります。
おそらくセンター試験で8~9割ぐらいの人が、対策せずにTOEICを受験した時のスコアが500点ぐらいになります。
TOEIC640点は間違いなく高スコア
TOEICで600点を超えれば英語が得意と言えるレベルです。
「就職、転職に必要なTOEICスコアの目安は600点と800点」でも紹介していますが、TOEIC600点ならば就職活動で武器になります。
正直な話、TOEIC640点を卒業要件にするのは厳しいです。
要件としてしまえば、卒業できない学生が大量に出ることぐらい大学側は予想できなければなりません。
この要件を決めた人があまりTOEICについて知らなかったのだろうと思います。
ちなみに中学校の英語教師の平均点は580点です。詳細は「英語教師のTOEICの平均点が580点?低すぎる」をご覧ください。
TOEIC640点は厳しすぎてかわいそうですが、何とか合格点を取ってほしいですね。
短期間で480点、640点を目指す勉強法
2月の追試が最後のチャンスになると思います。しかも、採点の時間も考えると2月半ばには試験があるのでしょう。
この記事を書いているのが1月末なので、2週間でTOEIC480~640を目指すなら私は次の3点を重視します。
- 単語
- リスニング
- 試験慣れ
単語
このブログで何度も言っていますが。TOEICでは思考力を問うような難しい問題は出題されません。
日本語で書かれていれば即答できる問題ばかりです。
PART5を除けば複雑な文法の文章もありません。
つまり、単語の意味をつないでいくだけで、問題文の大意を取ることができ、正解も楽に選べます
単語さえ分かればいいのです。
単語も同じ単語ばかり出てくるので、「金のフレーズ」をひたすらやればいいです。
リスニング
TOEICはリスニングの方が簡単でリスニングの方が点数も出やすいです。
短期間でスコアを上げるためには、特にPART3とPART4を重点的に勉強します。
理由はPART3、PART4は問題数が多いので、ここでコケると大量失点してしまうからです。
また、PART3、PART4が聞ける(=読める)ようになると、PART7の長文も読めるようになってきます。
PART3、PART4はシャドウイングで勉強しますが、ただ読むのではなく、しっかり「聞きながら」読むようにしましょう。
やり方は「【TOEIC勉強法】PART3とPART4は音読とシャドーイングで対策【リスニング】」をご覧ください。
リスニングの勉強は必ず公式問題集を使って行ってください。
本番と同じナレーターが登場しますので、ナレーター慣れすることができます。
TOEIC 公式問題集(Amazon)
試験慣れ
追試を何度もやっている場合は試験慣れの必要はないかもしれませんが、480点~640点のレベルの人は全ての問題を解く時間がありません。
つまり、解きやすい問題を確実に解くための時間配分が大事になります。
(参考:TOEICは解答時間が足りない?問題を解く順番、時間配分を考える)
どのパートを何分で解くと決めたら、あとはひたすら演習です。
各パートを時間を測りながら、本番を意識した時間配分で解くようにしましょう。
この得点配分で合格点を取って卒業してください
- 480点を目指すならリスニングで280点、リーディングで200点
- 640点を目指すならリスニングで370点、リーディングで270点
を狙うつもりで勉強してください。
運も大事なので、最後まであきらめずにマークシートを塗りつぶしましょう。
関連記事です。1か月で勉強する方法は「たった1か月で結果を出すためのTOEICの勉強法【短期間】」をご覧ください。
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