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翻訳機がTOEIC800点レベルに進化!もう英語の勉強は不要?

翻訳機 ニュース
のびた

5ヶ月でTOEICのスコアを480→895→980点と伸ばしました。この経験に基づいたTOEIC勉強法を紹介します。

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日本語を話すだけで機械が瞬時に通訳してくれて外国人とも楽にコミュニケーションがとれる、、

そんな未来がもうすぐそこまで来ているのかもしれません。

NECが病院向けに小型の通訳端末を発売するそうです。(「頭ずきずき」も瞬時に通訳 AI使いTOEIC800点

名札型の端末を胸元に着けたまま翻訳できるので、医師が外国人患者と問診をする時にも言葉の壁がなく会話でき、「頭ずきずきする」程度なら2秒以内に翻訳できます。

その実力は総務省管轄の機関が「TOEICで800点以上の水準になっている」と評価するほどです。

このような翻訳機があれば、英語が全くわからなくても簡単に外国人とコミュニケーションが取れるようになります。翻訳機を持っている人は誰でも「TOEIC800点以上のレベル」になれます。

そうなると、もう英語を勉強する必要はないのでしょうか?

私の意見ではまだまだ英語の勉強からは逃れられない社会が続くと思います。その理由を紹介します。

翻訳機が「TOEIC800点以上の水準」っておかしい

まず最初に記事の揚げ足を取りますw

TOEICの問題は全て英語で記載され日本語は出てきません。日本人がTOEICを解くときは「英語の問題を読む→日本語に変換して理解する」というプロセスを取るかもしれません。

しかし、もし翻訳機がTOEICを解くとしても英語の問題を英語のまま理解できますよね?わざわざ「英語の問題を読む→日本語に翻訳→英語の選択肢を選ぶ」というプロセスを取るはずがありません。

TOEICの試験に翻訳機能なんて関係ないのです。翻訳機が「TOEIC800点以上の水準」という意味が全然わかりません。

おそらくビジネスレベルの会話ができるという意味で使っているのでしょう。しかし、多くの人が勘違いしていますがTOEICスコアと英会話力ってあまり関係ありません。TOEIC高スコアでも英語話せませんから。まぁ私のことですが。。(TOEIC高スコアでも英語が話せない?980点の私の英会話力とは

翻訳機の能力をTOEICの点数で表現されてしまうとその能力に疑問を感じてしまいます。

翻訳の精度はまだ不十分

無料で使える翻訳機としてはGoogle翻訳が有名です。私の会社ではセキュリティの観点からその使用が制限されています。会社では有料の翻訳ソフトを利用しますが、はっきり言って翻訳精度はGoogle翻訳の方が上ですw

NECの小型端末の精度がどのくらいかは不明ですが、翻訳機の中でもGoogle翻訳はかなり高い位置にいると思われます。

Google翻訳もその使用にはコツがいるのですが、短い文章なら非ネイティブとのやりとりでも十分コミュニケーションがとれます。

ただ、ちょっと難しい文章になるとその精度はかなり怪しくなります

例えば、先ほどの記事の冒頭をGoogle翻訳アプリで通訳してみました。

まず日本語で話しかけます。

訪日外国人が年間2000万人を超える中、英語などを自動で通訳する機器が登場している。NECは小型の通訳端末を発売し富士通は病院向けの端末を開発した。

1文目と2文目の区切りを認識してくれなかったので、後で手動で入力しています。

そして通訳してくれた文章がこちらです。

Equipment for foreign interpreters that automatically interprets English and other foreigners who visit Japan more than 20 million per year has appeared. nec released a small interpretation terminal and Fujitsu developed a terminal for hospital.

うーん、ちょっと厳しいですよね。。1文目は崩壊しているように感じます。

 

翻訳に時間がかかる

先ほどのGoogle翻訳では、まず話しかけた日本語をGoogleがタイピングしてくれます。

うまく漢字に変換してくれて、私が話した通りの意味で認識してくれました。これは素直にすごいです。

そして、そこから英語への翻訳をタイピングし、最後に英語で話してくれました。

時間にして10秒以上かかりました。

10秒??ちょっとかかりすぎですよね。

冒頭で紹介したように「頭ずきずきする」ならGoogle翻訳でも2秒で通訳してくれました。しかし、少し文章が長くなるとこのように時間がかかるため、日常生活で円滑なコミュニケーションが取れるとは言い難いです。

 

大手企業は英語教育市場の拡大を見込む

そして、残念ながら大手企業は、翻訳機により英語学習が不要になるという我々の希望(?)とは逆のことを考えています。

11月22日にKDDIが「イーオン」を買収すると発表しました。(KDDIが英会話「イーオン」を買収した深い理由

イーオンと言えば石原さとみさんのCMでおなじみの大手英会話学校を運営している会社です。

KDDIがイーオンを買収した理由は、

  • 公立小学校での英語教科化
  • 大学試験での英語4技能試験の導入
  • 外国人観光客の急増

に伴い、語学教育市場を成長市場と判断したからのようです。

つまりKDDIのような超大手企業も、翻訳機の普及よりも語学教育の成長を見込んでいるということです。

 

まとめ

  • 翻訳機は進化しているが、日常生活で問題なく使えるようになるにはまだ時間がかかる

背景的にはますますTOEICをはじめとする英語資格が重要となりそうであり、英語を勉強しなくていい時代はまだまだ先のようです。

ドラえもんに登場する「ほんやくコンニャク」を妄想しつつ、現実を直視して英語の勉強をしましょう。

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