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京大卒で元ロッテ投手の田中さん、海外赴任を目指しTOEICを勉強

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のびた

5ヶ月でTOEICのスコアを480→895→980点と伸ばしました。この経験に基づいたTOEIC勉強法を紹介します。

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京大卒で初めてのプロ野球選手となった田中投手をご存知でしょうか?

残念ながらプロでは活躍できず今年引退しましたが、来年からは三井物産に就職することが内定しているそうです。さすがですね。

そんな田中さんの現在の目標は英語の習得のようです。

田中氏の現在の目標は英語の習得で、日々勉強に励んでいる。三井物産に入社する来年4月までに、海外赴任の際に必要とされているTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)730点以上を目指しており、現在は「(730点まで)もう少しのレベル」(田中氏)という。今月は2週間程度欧州に足を運んで、英語に触れながら見聞を広める予定。年明けの1月には米国に語学留学するという。

(引用:京大からロッテ入団も戦力外…田中英祐氏「投げ方が分からなくなった」)

これを見て、「え?京大卒なのにTOEIC730点も取れないの?」とか、「あの三井物産で海外駐在するのにたったTOEIC730点でいいの?」ということを言いたいわけではありません。

ただ、その話も絡めながら、海外赴任のための英語学習をどう進めるべきかについて紹介します。

京大卒でもTOEICは難しい

東大生でもTOEIC平均点は600点台らしい

まず、京大卒の田中さんの現在のTOEICスコアは低いのか、についてです。

東大、京大ならTOEIC800点、900点が当たり前だと思うかもしれませんが、一説によると東大生のTOEICの平均点は680点ぐらいのようです。

学校側が公表しているデータではないのですが、東大卒の私の友人にも400点台、500点台の人が何人もおり、平均点が600点台でもおかしくないです。

記事によれば田中さんのTOEICスコアは700点前後と推察できますが、特別低い点数ではなく、むしろ京大卒としては一般的なスコアだと思われます。

TOEICでは「単純な英語力」以外のものが求められる

TOEIC受験生の平均が580点前後に対し東大生、京大生の平均点が600点台では低すぎると感じるかもしれませんが、これはTOEICが対策が必須な特殊な試験であることを示しています。

単純に英語力ならば東大生、京大生は高いものを持っているでしょう。

しかし、TOEICは英語として難しい問題が出るわけではなく、その処理量の多さが難易度を上げています。受験英語で対応できるものではなく、「TOEIC」としての訓練が必要なのです。

 

海外駐在したい場合、英会話の勉強をしながらTOEICのスコアを上げるべきか?

海外赴任に必要なTOEICスコアは意外と高くない

記事によれば三井物産では海外赴任に必要なTOEICスコアは730点ということです。

英語ペラペラな人が働いているイメージの総合商社ですが、TOEICのスコアは800点も900点も必要ないのは意外でしょうか?

仕事で使う英語はTOEICではほとんどカバーできない

TOEICはビジネス英語の試験ですが、実際の仕事ではあまり役に立ちません

なぜなら実際の仕事では専門的な英語が要求されるからです。

考えてみれば日本語ができるからといって、みんなが総合商社の国内向けの仕事ができるかと言われれば無理ですよね?そこで使われる言葉は一般人にはなじみがないものも多くあり、そうした言葉は仕事をしながら覚えるしかないのです。

業務に必要な英語も同様で、TOEICで一般的なビジネス英語を学んだところで、実際の業務ではその分野で使用される専門的な英語を勉強しなければ海外で仕事はできません。

三井物産はこのことを理解しているので海外赴任の基準をTOEIC730点とそれほど高くないものにしています。

いたずらに900点以上などにして赴任のハードルを上げても、その英語力は仕事にはいかされず、社員に無駄な努力をさせることとなります。

三井物産では本当に海外赴任する気があるかのやる気を見るために、頑張れば手が届く730点というラインに設定しているのだと思います。

TOEICのスコアは英会話の勉強で上がるものではない

TOEICの知識は仕事の役に立たないからと言って、TOEIC以外の勉強をしながらTOEICのスコアを上げようとするのは間違っています。

特に海外赴任で英会話が必要だからと、英会話学習を通してTOEIC対策も兼ねようとするのは効率がいいように見えますが、実際には遠回りになってしまいます。

前述のとおり、TOEICでは東大生でも対策しないと点数がとれない試験です。

TOEICの勉強が仕事にはいかせないとわかっていても、TOEICのスコアを上げるにはTOEICの勉強をすべきです。

よく「TOEICのためだけの勉強をしたくない」という言葉を聞きますが、TOEICは特殊な試験であることを認識して、割り切ってTOEICのための勉強をするようにしましょう。

海外赴任のために必要なTOEICのスコアを達成したら、実際の赴任を想定して英会話や専門用語を学ぶのが効率がいい勉強と言えるでしょう。

田中さんも第2の人生頑張ってください。

 

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