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TOEICで高得点を取ったことのメリット・デメリット【仕事編】

高得点 メリット デメリット 就職・転職
のびた

5ヶ月でTOEICのスコアを480→895→980点と伸ばしました。この経験に基づいたTOEIC勉強法を紹介します。

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新卒で入社した会社をたった1年で辞めた私を、大手企業に転職させてくれた資格が「TOEIC高得点」でした。

就活や第二新卒での転職活動では、求職者に経験や実績がほぼないので、他の求職者と差を示すためにTOEICのスコアがかなり役立ちます

そして、「TOEIC高得点」は就活時にのみ評価されるものではなく、入社後にも大きな影響を与えます。

それは良いことばかりではありません。

今回は運よく大企業に潜り込むことに成功した私が、「TOEIC高得点」で感じた仕事上のメリットとデメリットを紹介します。

TOEIC高得点のメリット

昇進にTOEICのスコアが必要

私の会社では最近になって、「課長はTOEIC○○点以上が望ましい」といった、ポジションに応じて取るべきTOEICのスコアについての通達がありました。

「望ましい」ですが、実質的にそのスコアがなければ昇進できなくなりました。

はっきり言って、実務ではスコアが500点すらなくても、海外と英語でコミュニケーションを取るのに問題ありません。

仕事上の専門的な技術・知識があれば、あとはGoogle翻訳が補ってくれます。

したがって、「TOEIC○○点以上」という要求は意味のないものですが、日系企業では昇進にこうした条件を付ける企業がますます増えてきています。

私の会社では50歳以上のおじさん社員が、今さらになってTOEICの勉強をしています。

正直かわいそうです。

若いうちからTOEIC高得点を取っておいてよかったと思います。

英語力が過大評価される

TOEIC980点の私は会社でネイティブレベルだと思われています。

英語ペラペラで同時通訳も平然とこなしてしまう、とにかく英語で困ったらあいつに聞けば大丈夫、と思われています。

実際は、読み書きは何とかできても、スラスラなんて話せませんし、洋画を字幕なしで見ても10%も理解できません。

同時通訳なんてできるはずがありません。

TOEIC980点とはこの程度のレベルなのです。

実際に同時通訳している姿なんて誰も見たことがないはずなのに、周りが勝手に過大評価してくれるので得してます

 

英語力以外が過大評価される

TOEIC高得点の最大のメリットはこれです。

英語力が過大評価された結果、私は海外案件が優先的に割り当てられます。

考えてみればこれは少しおかしな話です。

なぜなら、仕事を遂行するのに必要なのは英語力ではなく、専門的なスキルや経験だからです。

入社して間もない自分にはそれほどスキルや経験があるはずがないのですが、「海外案件」というだけで事業部の売上に大きなインパクトを与える案件を割り当てられることがありました。

「TOEIC高得点」というだけで、英語だけでなく、なぜか海外のことなら何でもこなせるイメージを持たれます。

英語以外の知識まで過大評価されているのです。

これが最大のメリットだと思う理由は、若いうちから大きな経験を積むことができるからです。

基本的に同じ会社に所属する集団にあれば、個々の能力に大きな差などありません。

大きな能力の差がある人は他の会社に入社していることでしょう。

仕事ができる人とできない人の差は能力ではなく、経験の有無にあります。

自分が解決できない問題を先輩社員が簡単に解決することがありますが、あれはその先輩社員が有能なのではなく、単純に以前に似たような経験があるために、どう対処すればいいか知っているだけです。

したがって、ただTOEICが高得点なだけで、海外関係の大きな案件が割り当てられるのは、若いうちからその経験を積めるという点でとてもラッキーなのです。

そして、私はそうしたチャンスを多く与えられてきたため、どんどん先輩社員を追い越しているのを今まさに実感しているところです。

※追記:全く同じことを思っている方がいたので紹介します。

TOEIC高得点のデメリット

英語関係の翻訳を頼まれる

英語力が評価されている証拠でもありますが、周りから簡単な翻訳業務を依頼されることが多いです。

メールの文章を翻訳するとかその程度なので、能力的には全然問題ありません。

問題なのは、翻訳業務を頼まれても通常の業務が減るわけではないことです。

そのぶん給料が増えるわけでもなく、ただただ面倒です。

TOEIC講師を頼まれる

私の会社ではTOEICのスコアが重視されるようになってきています。

会社として何も支援しないわけにはいかないということで、新入社員向けのTOEIC講座が開始され、TOEIC980点の私はその講師を依頼されました。

はっきり言って準備が面倒です。

そのぶん給料が増えるわけでもないので…。

英語以外が過大評価される

これは前述した3つ目のメリットと同じですが、デメリットでもあります。

英語力しかない新人が大きなプロジェクトを率いているのです。わからないことだらけなので、明らかに誤った決断をすることも何度もありました。

そのたびに各方面からお叱りを受けてヘコみます。

と言っても私はまだ責任を取るような役職ではありません。

責任を取る必要もないのに、大きなプロジェクトを好き勝手進めさせてもらえるのは冷静に考えるとラッキーです。

TOEIC高得点はメリットの方が大きい

ここまで見てきたように、TOEIC高得点のデメリットは大したことがありません。

TOEICは就活だけでなく、入社してからのメリットも大きいです。

おそらく英語以外まで過大評価されてしまうメリットを、皆さん知らなかったでしょう。

TOEICで高得点を取って仕事で大きな役割を与えられるようになりましょう。

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