多くの人は、就活が始まる大学3年生、4年生になってTOEICの受験を考えだすと思います。
私は就活が終わって内定者研修のときに初めてTOEICを受験し、それまでは全く考えていませんでした。
しかし、就活、転職、社会人生活を経験したから言えますが、TOEICの勉強は大学1年生で終わらせた方がいいです。
TOEICは就活や仕事で役立つ
まずはじめに、TOEICがどれだけ有益なものか説明します。
TOEICは日本のビジネス界で過大評価されています。
実際にそうであるかは置いておいて、日本のビジネス界では「TOEICの点数が高い=英語ができる、海外で活躍できる」という認識が確立しています。
したがって、就活でも「TOEIC高スコア」という肩書は効果抜群です。
就活ではTOEIC600点もあれば大企業でも十分ですし、800点もあれば英語ペラペラとみなされ、海外人材として一目置かれる存在となります。
就活のみならず、働き始めてからもTOEICは評価されます。
私の会社では、昇進に「TOEIC○○点以上」というような条件が付くようになりました。
また、TOEICのスコアが高いだけで、若いうちから海外案件を任されることもあります。
仮にそれが国内の案件だったら、新人が扱うような規模のものでなかったとしても、英語ができるというだけでその業務の全てを任されたりします。
働き始めればわかりますが、大きな役割を与えられるというのは自分自身を成長させるチャンスです。
TOEICのスコアが高いというだけでそのような機会を優先的に与えられるのはラッキーです。
TOEICの勉強を大学1年生で終わらせたい理由
TOEICのスコアが重要であることはわかりましたが、ではなぜ大学1年生で勉強した方がいいのでしょうか?
次の3つの点から見ていきます。
TOEICのスコアに有効期限はない
ちまたではTOEICの有効期限は2年間という噂がありますが、これは間違いです。
TOEIC公式HPで下記のようにはっきり記載されています。
Q. スコアレポートに有効期限はあるのか?
A. 有効期限はありません。
したがって、昨日とったTOEICのスコアだろうと5年前にとったスコアだろうと同じ評価になります。
TOEICの試験は年々難化する傾向にあります。
早いうちに高得点を獲得して、そのスコアを様々な場面で使い回すのがいいでしょう。
高校での英語力を活かせる
高校では英語の授業が毎日あります。
しかも、科目がリーディング、ライティング、文法、英会話など分かれていて、1日に複数時間の英語の授業がある日もあります。
大学でも英語の講義はありますが、英文科でもなければ週に1回か2回です。
つまり、人生で1番英語を勉強しているのが高校生の時であり、多くの人の英語力は大学生になると落ちていきます。
大学入学直後の英語力と就活のころの英語力では全然変わってきます。
就活時期に慌ててTOEICの勉強を始めるよりも、大学1年生で勉強した方が楽に高得点が狙えます。
大学生1年生、2年生ぐらいが人生で1番時間がある
高校生までは夕方まで授業で拘束されますし、社会人になれば夜遅くまで仕事で拘束されます。
それに比べれば大学生は腐るほど時間があります。
必要な単位数は高校よりも少なく、「今日の講義は午後から」なんて日も多くあります。
特に大学2年生までは研究室やゼミに入ることも少なく、何かに集中して取り組むには最適です。
集中してTOEICの勉強をすれば、半年もあれば十分な結果を出すことができます。
一方で、TOEICの勉強はやることが多いので片手間での勉強だと1年も2年もかかってしまいます。
TOEICの勉強は全く面白くないため、1年も継続して勉強するのは苦痛で、たいてい挫折します。
社会人になってから勉強するよりも、時間のある学生時代に短期集中で勉強した方が絶対に楽です。
大学1年生の夏休みはTOEICの勉強のチャンス
私のおすすめは、大学1年生の夏休みから勉強を始めて、その年の冬までに目標スコアを取ってしまうことです。
大学1年生の夏休みは2か月ぐらいあります。
高校の頃に身につけた英語の知識もまだ鮮明なので、この時期に集中してTOEICに取り組んだほうが効率がいいです。
ちなみに、TOEICは簡単な試験ではありません。
センター試験と比べると単語や問題数の多さが難易度を上げています。
センター試験で9割取れる人でもTOEICでは最初は500点ぐらいでしょう。
しかし、TOEICはいつも同じパターンなので対策すればすぐにスコアは上がります。
初心者向け学習法は「スタディサプリENGLISHで3か月でTOEIC600点を目指す勉強法」をご覧ください。
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