就職・転職で資格欄にTOEICのスコアを記入しようとして、
「あれ?TOEICのスコアに有効期限ってあるんだっけ?」
と思うことありませんか?
TOEICに詳しい人は、
「そういえばTOEICスコアの有効期限は2年間だったな。期限が切れてるからもう1回受験しなければ…」
と思うかもしれません。
でもちょっと待ってください、有効期限が2年間というのは間違いです。
じゃあ「2年間」とはなんの数字だったのか?履歴書にはいつ受験したものでも書けるのか?
今回はこれらを含めてTOEICの有効期限や結果の再発行に関する話をしていきます。
TOEICのスコアの証明書は2種類ある。公式認定証またはスコアレポート
TOEICのスコアの証明書は、受験する試験のタイプによって「公式認定書」または「スコアレポート」と呼ばれます。
- 公式認定証:公開テストのスコア証明書(TOEICの指定会場で受験した場合)
- スコアレポート:IPテストのスコア証明書(企業等で受験した場合)
公開テストとIPテストの違いについては「TOEIC「IPテスト」と「公開テスト」は何が違う?オンライン方式とは?」をご覧ください。
スコアレポート・公式認定証に有効期限はない
公式認定証とスコアレポートに有効期限がないことは、TOEICの公式サイトに明確に記載されています。
つまり、TOEICのスコアに有効期限はありません。
TOEICのスコア証明書の再発行は2年以内
公式認定証およびスコアレポートのそれ自体には有効期限はありませんが、その再発行には期限があります。
紛失等で再発行したい場合には、それぞれ以下の期限内に再発行を依頼しなければなりません。
- 公式認定証(公開テスト):受験日から2年間
- スコアレポート(IPテスト):受験した年度の翌年度4月1日から2年間
TOEICスコア証明書の再発行方法
公開テストを受験した場合(公式認定証の再発行)
TOEIC申込サイトから受験を申し込んだ人は、TOEIC申込サイトにログイン後、「結果の確認」→「公式認定証の再発行」と進んで手続きを行います。
コンビニ端末から申し込んだ人は、「再発行依頼書」と550円の定額小為替を郵送する必要があります。
詳細はTOEIC公式サイトをご覧ください。
IPテストを受験した場合(スコアレポートの再発行)
IPテストのスコアレポートの再発行は、受験を申し込んだ各団体に問い合わせてください。
就職、転職でTOEICをアピールする際には受験日に注意すべき
募集要項やエントリーフォームで記載がないか注意
企業のフォームを使用する場合には記入欄に「取得から何年以内」などと注記がある場合があります。
その場合はそれに従わなければなりません。
履歴書に記載するスコアは2年以内に取得したものにすべき
では、特に指示がなければ10年前のものを記載してもいいかというと、それは印象が悪いです。
一概に何年以内とは言えませんが、目安としてはやはり2年以内のスコアが望ましいです。
私も今回の記事を書くまで勘違いしていましたが、「スコアの有効期限は2年間」という誤った認識がTOEIC界隈で広まっているため、企業の人事も勘違いしている場合があります。
結局、TOEICスコアに有効期限はないものの、履歴書等に記載するスコアは2年以内に取得したものを記載すべき、という結論になります。
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