※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

TOEIC「IPテスト」と「公開テスト」は何が違う?オンライン方式とは?

compare 試験情報
のびた

5ヶ月でTOEICのスコアを480→895→980点と伸ばしました。この経験に基づいたTOEIC勉強法を紹介します。

のびたをフォローする

TOEICの受験申込をどうやって行いますか?

自分でTOEICのサイトにアクセスして申し込みますか、それとも大学や会社で受験募集がかかり申込を行いますか?

実はその2つでTOEICの種類が異なっています。

  • 公開テスト:TOEICを運営するIIBCが主催する試験
  • IPテスト:企業、大学など各団体による試験。(Institution Programの略)

申込方法だけでなく試験日程や結果発送予定日、さらには送られてくる結果の形式までも違っています。

結果の形式まで違うとなると「IPテストはTOEIC公式のものなんだろうか」と不安になりますよね?

基本的にはIPテストでも公開テストでも試験結果は同等の価値のものとして扱うことができます。

それでは、IPテストと公開テストで何が違うのか見ていきましょう。

 

※追記

2020年4月にIPテストにオンライン方式が登場しました。

本記事では、「従来のマークシート方式のIPテストと公開テストの違い」を説明した後で、「従来のマークシート方式のIPテストと新登場のオンライン方式のIPテストの違い」を説明します。

IPテストと公開テストの違い

早見表

IPテスト(マークシート) 公開テスト
会場 各団体指定の会場 TOEIC運営指定の会場
受験料 4,230円 6,490円
試験日 各団体による 年10回
TOEIC運営指定日
試験運営 各団体による TOEIC運営団体による
試験開始時間 各団体による 13時から
結果予定日 TOEIC運営に返却後5日後
(約1週間後~1か月後)
オンライン17日後
郵送1か月後
結果形式 個人成績表(スコアレポート) 公式認定証(アビメ)
問題難易度 ほぼ同等

以下では、各項目について詳しく見ていきます。

 

会場

IPテスト(マークシート) 公開テスト
会場 各団体指定の会場
TOEIC運営指定の会場

公開テストは、申し込み時に入力する都道府県の中から、TOEIC運営側に会場が指定されます。

自分で選択することはできませんが、自宅から行ける範囲の会場が選ばれます。

一方、IPテストの会場は各団体によりますが、大体は申し込んだ団体が会場となります。

勤務先で申し込んだなら、その職場が会場となるでしょう。

 

受験料

IPテスト(マークシート) 公開テスト
受験料 4,230円 6,490円

2020年4月の値上げにより、公開テストは6,490円に値上げされました。

ただし、受験から1年後の試験はリピート割引により5,846円になります

IPテストは4,230円です。

ただし、勤務先で受ける場合は研修制度の一環として行われるので、会社負担の場合が多いです。

私の場合は、現在の勤務先も以前の勤務先も会社負担だったため、受験料は無料でした。

 

試験日程

IPテスト(マークシート) 公開テスト
試験日 各団体による
年10回
TOEIC運営指定日

公開テストは事前に発表されている年間スケジュールに沿って年間10回実施されます。

ただし、地域によっては10回行われない場合もあるので注意が必要です。

試験日程は公式サイトから確認してください。

IPテストは各団体によります。

私の勤務先では1か月間に10回ぐらい実施されるので、その中から好きな日程を選ぶ感じでした。

 

試験運営、試験開始時間

IPテスト(マークシート) 公開テスト
試験運営 各団体による
TOEIC運営団体による
試験開始時間 各団体による 13時から

公開テストは、TOEIC運営団体が実施します。

試験は13時から開始されますが、受付時間や机の上に置けるもの等、厳密に管理されます。

試験当日の流れは「TOEICは緊張する?準備万端で受験するための試験当日の注意点」を参考にしてください。

IPテストは各団体が運営し、試験時間も様々です。

私の勤務先では、9時からの試験と13時からの試験が多いです。

 

結果がいつ届くか

IPテスト(マークシート) 公開テスト
結果予定日 TOEIC運営に返却後5日後
(= 約1週間後~1か月後)
オンライン17日後
郵送1か月後

公開テストは、オンラインでの確認が試験17日後郵送が試験4週間後に発送となります。祝日の場合は翌日にズレます。

IPテストの場合は、各団体からの解答用紙をTOEIC運営団体が受け取ってから5営業日後に発送となります。

わかりにくいですが、私の会社の場合、毎月1回だけ解答用紙を運営団体に送付します。

例えば、月初に受けた人は4週間後、月末に受けた人は1週間後に結果が郵送されます。

結果はまとめて団体に送られる場合と、受験者個人に送付される場合があります。

 

結果形式

IPテスト(マークシート) 公開テスト
結果形式 個人成績表(スコアレポート)
公式認定証(アビメ)

公開テストは、公式認定証が送られます。

IPテストは個人成績表が送られます。

名前が違うだけで、両方とも記載されている内容は同じです。

ただし、公開テストの公式認定証には顔写真が貼ってあるのに対し、IPテストの個人成績表の方には顔写真がありません。

IPテストは簡単?IPと公開テストの問題難易度

IPテスト(マークシート) 公開テスト
問題難易度 ほぼ同等

皆さんが一番気になるのは、難易度の違いではないでしょうか?

問題難易度は、IPテストも公開テストもほぼ変わりません。

なぜならIPテストは、過去に行われた公開テストの問題から出題されるためです。

そのため、2016年5月から公開テストが新形式の問題に変わったのに対し、IPテストが新形式の問題になったのは2017年4月からと導入時期が異なりました。

このことから、IPテストは1年前に行われた公開テストの問題から出題されることが多いと考えられます。

同じ問題なので難易度を同等としましたが、同じ時期に受験するならばIPテストのほうが少しだけ簡単だと思われます。

TOEICは年々、問題量が増加傾向=難化しています。

したがって、後に行われるIPテストのほうが同じ時期に行われる公開テストより易しいというのが1つの理由です。

もう1つの理由は、問題が使い回しであることです。

IPテストの受験中に、過去に受験した公開テストの問題に遭遇する可能性があります。

この場合は難易度がぐっと下がります。

IPテストの結果は非公式?履歴書に記載できるか?

TOEICのスコアを就活、転職活動に活かしたい人も多いはずです。

公開テストの結果が”公式”認定証で来るのに対し、IPテストは個人成績表であるため、IPテスト=非公式と考える人もいます。

TOEIC運営団体は、IPテストでも公開テストでも「結果の意味は同じ」と言っています。

しかし、IPテストの結果を公式なものとは言っていません。

それでも私は、IPテストの結果を履歴書に書いて問題ないと判断しています。

理由は簡単です。

企業も社員の昇進基準にTOEICを利用しますが、そもそも企業がその社員に受験させているTOEICがIPテストだからです。

企業側がIPテストの結果で問題ないと考えている証拠です。

TOEIC IPテストにオンライン方式が登場。マークシートとの違いは?

IPテスト(マークシート)
IPテスト(オンライン)
会場 各団体指定の会場 自宅
試験時間 2時間 1時間
問題数 200問 90問
結果形式 同じ。990点満点の個人成績表(スコアレポート)

2020年4月から、IPテストに自宅で受験できるオンライン方式が加わりました。

従来のマークシート方式のIPテストと、オンライン方式のIPテストの最大の違いは試験時間と問題数です。

オンライン方式では、試験時間は半分の1時間で、問題数は55%減の90問になりました。

マークシート方式 問題
問題の順番も変則的です。

リスニング
Unit One (Part1→Part2→Part3→Part4)→Unit Two(Part2→Part3→Part4)
リーディング
Unit One (Part5→Part6→Part7)→Unit Two(Part5→Part6→Part7)

 

難易度は、オンライン方式の方が難しいです。

理由は、Part3とPart4の問題文の先読みができないからです。

TOEICのリスニングでは、最初の”Direction”が流れている間に、Part3とPart4の先読みをするテクニックがあります。

先読みができない分だけ、オンライン方式の方が難易度が高いです。

 

オンライン方式のIPテストは自宅で受験できるといっても、企業や大学などの団体を通さないと受験できない点は、従来のマークシート方式と同様なので注意しましょう。

個人でTOEICのサイトに行って、受験申込できるものではありません。

どうしても今すぐに英語の試験を受験したい場合は、TOEICの目安スコアを出してくれるCASECをおすすめします。

TOEICの代わりにすぐに自宅で受験できる英語試験CASEC

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました