このブログではTOEICで480点から980点にスコアを伸ばした勉強法を紹介しています。
記事は全て私の経験をもとに書いていますが、最近、「本当に最初のスコアが480点だったのか怪しい」というコメントをいただきました。
たしかに「初受験480点の私がTOEICで980点を獲得した時の話」では、980点のスコアシートを公開していますが、480点のスコアシートは公開していません。
すぐに捨てたので本当に持ってないんです。
でも、おそらくこの疑惑は、480点という「低スコア」から980点まで伸ばせるわけがない、という思いから生じているのではないでしょうか?
ちょっと待ってください!
特にTOEIC未受験の人は勘違いしがちですが、実はTOEIC500点のレベルってそんなに低くないんです!
その理由を紹介します。
TOEIC500点ってどんなレベル?
TOEICの平均点は580点
「就職、転職に必要なTOEICスコアの目安は600点と800点」では、600点未満は履歴書に書くなと言いました。
これはTOEICの各回の平均点が大体580点であるため、人並程度ではアピールにならないという意味で言いました。
TOEIC580点の英語力が低いとは、決して言っていません。
埼玉大の新入生のTOEICスコアは411点
TOEIC公式サイトには埼玉大学の導入事例が載っています。
ここでは、埼玉大の1年生の平均点が411点から477点に伸びたことが紹介されています。
つまり、国立大学である埼玉大学の新入生でも最初は平均が411点ということです。
公立中学校の同級生を思い浮かべてほしいのですが、国立大に進学するような人たちって成績優秀ではありませんでしたか?
その人たちが真面目に受験勉強した直後のTOEICの平均点が411点です。
やはりTOEIC500点は低いレベルなどではないのです。
センター試験で9割の私もTOEIC初受験は480点
実は私も国立大学に進学したエリートでした(自慢)。
英語に苦手意識は全くなく、センター試験の英語も9割ぐらい取っていました。
そんな私でもTOEIC初受験では480点でした。
初受験は大学4年生だったので、受験生のころよりは英語力も落ちていましたが、それでも一般人よりは高い英語力だったはずです。
TOEIC500点は簡単ではないのです。
本当に英語が苦手な人のTOEICスコアは200点
TOEIC500点のレベルが低くないことはわかったと思います。
では、英語を全く勉強してこなかった人のTOEICスコアはどんな感じなのでしょうか?
私の会社では、多くの社員がTOEICを強制的に受験させられます。
その中には工業高校卒で英語とは全く無縁な人生を送ってきたオジサンがいます。
知ってる英語が「yes」とか「hello」レベルの人です。
そういう人たちはTOEICへのモチベもないので、ノー勉で試験を受けるのですが、スコアは200点前後です。
このぐらいのTOEICスコアなら、英語力がガチで低いことになります。
TOEICは対策が必須の試験
そこそこ英語力が高いはずの私が、初受験で480点と平均点を大きく下回ったのはなぜでしょうか?
それは、TOEICが特殊な試験だからです。
私は全くの無対策でTOEICを受験したため、その圧倒的な問題数の前に撃沈しました。
どんな問題かを事前に知っていれば、同じ英語力でも100点は違った気がします。
英語に自信がある人は若干TOEICをなめていると思いますが、初めてでノー勉でいったら私のように撃沈するでしょう。
しかし、逆に言えばノー勉でTOEIC500点前後の人は英語力が高いので、私のように3か月ぐらいで800点、900点を狙うことが可能です。
まとめ
- TOEIC500点の英語力は低くない
- TOEICは無対策で高スコアが取れるほど甘くない
TOEICのスコア目安に関しては「就職、転職に必要なTOEICスコアの目安は600点と800点」もあわせてご覧ください。
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