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TOEICで600点をとる時間配分や解く順番について【時間が足りない】

試験時間 解き方
のびた

5ヶ月でTOEICのスコアを480→895→980点と伸ばしました。この経験に基づいたTOEIC勉強法を紹介します。

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TOEICは問題数が多く、特に最近はPART7が長文化しているため、素早く処理しなければなりません。

「そんなことはわかっている」と、できるだけ早く問題を解いたつもりでも、結局最後は時間が足りなくなって適当にマーク(=塗り絵)してしまう人が多いのが現実です。

今回はTOEICで600点を狙う人向けに、リーディングの時間配分について考えてみます。

TOEICは時間内に全問解答できるなら900点がとれる

まず最初に知っておいてほしいのは、TOEICのリーディングを時間内にきっちり解答できる能力があるならば、スコアは900点を超えるということです。

私はTOEICのスコアを「480→895→980」と伸ばしてきましたが、895点のときは、時間が足りずにパート7の最後の文章を読むことができませんでした。

逆に言えば、TOEICで600点を狙うレベルの人が、無理やり全問を解こうとする時間配分を考えるのは戦略として間違っているということになります。

全問解く必要はない。必要な正答数の分だけ解答する

900点以上を目指すのでなければ、全ての問題を解こうとせず確実に解ける問題に時間を費やすべきです。

TOEICで800点取るには何問正解すればいいの?」でも書いていますが、TOEICで800点、700点、600点を取るには、以下の正答数があれば十分です。

  • TOEIC800点には170問
  • TOIEC700点には145問
  • TOEIC600点には130問

これをもとに各パートで何問捨てられるか、何分で解けばいいかを考えます。

TOEIC600点を取るためのリーディングの時間配分

TOEIC600点には130問の正解数が必要ですが、リーディングよりもリスニングのほうがスコアが高く出るので、リーディングでは60問正解できればOKです。

TOEIC600点を取るための、各パートで解く問題と時間配分について考えます。

最初にリーディングパートの問題数を確認しておきます。

  • パート5:30問
  • パート6:16問
  • パート7:シングルパッセージ29問、複数パッセージ25問

 

パート5

全てのパートに言えることですが、TOEICは各パートの後半になるほど問題の難易度が上がります

パート5も最初の5問ぐらいは瞬殺できるような簡単な問題が並びますが、最後の10問ぐらいは難しいです。

TOEIC600点レベルでは、時間をかけたところで解答できるものではありませんので、思い切って最後の10問は捨てましょう

最後の10問には適当にBとだけマークしておき、最後に時間が余れば戻ってきて解答します。

比較的簡単な20問目までを1問45秒で解き、パート5全体で15分で終わらせます。

パート5での正答数は、20問目までで15問、20~30問目までで2問正解合計17問の予定です。

(20~30問目までは適当にマークするので4択なので正解率は25%です)

 

パート6

パート6は長文が4つありますが、全ての問題の難易度に違いはなく、問題の難易度もそれほど高くありません。

パート6は正解数を稼げるパートになります。

したがって、パート6は全ての問題を解きます。

1つの長文を5分で解答し、12問の正解を目指します。

 

パート7

パート7はシングルパッセージが10個、複数パッセージが5個あります。

シングルパッセージ

シングルパッセージの前半は文章量が少なく、問題も簡単です。

テクニックとして、1つの文章につき設問が3個以下の短い文章なら、先に設問を読んでから本文を読みましょう。

設問を意識しながら本文を読んでいくことで、関係ない部分は流し読みできるので、素早く解くことができます。

シングルパッセージの後半になると文章量がかなり長く、内容も難しい場合が多いです。

1つの長文につき4問、5問の設問がありますが、本文を読んでいても内容が全く入ってこないような場合は、スッパリと捨てましょう。

シングルパッセージは、後半で難しいと感じた2つの文章を捨てるつもりで、8つの文章を30分で解きます。

正解数は解いた20問で16問、捨てた9問で2問の合計18問を見込みます。

複数パッセージ

複数パッセージは5セットの文章がありますが、そのうち2セットは文章量も多くなく、簡単な場合が多いです。

シングルパッセージの後半の難しいものよりも、複数パッセージの簡単な文章に時間を費やすべきです。

複数パッセージの解き方としては、例えば3つのパッセージからなる場合は、

  • 文章①を読んだら、設問を見て解ける問題までを解答
  • 文章②を読んだら、設問を見て解ける問題までを解答
  • 文章③を読んだら最後の設問まで解答

とするといいです。

最後まで読んでから解答すると、内容を覚えきれなくて、また最初から読み返さないといけなくなるリスクがあります。

TOEICでは設問の順番と、本文中で解答の根拠が出てくる順番がほぼ同じです。

本文を途中まで読んで、途中まで解答、再び途中まで読んで、途中まで解答で、正解できます。

複数パッセージは2セットを10分で解き、解答した10問で8問、捨てた15問で4問の合計12問正解予定です。

TOEIC600点を取得するおすすめの時間配分まとめ

これでリーディングパートの正答数は59問になります。

PART 区分 時間配分 解答する問題 正答数
PART5 15分 最初の20問(最後の10問は捨てる) 17/30
PART6 20分 全ての問題 12/16
PART7 シングルパッセージ 30分 前半を中心に8文章(2文章は捨てる) 18/29
複数パッセージ 10分 パッと読んで簡単そうな文章2セット(3セットは捨てる) 12/25

 

今回紹介したケースは、あくまでも例ですが、TOEICは多くの人にとって全問解くのは難しいということを理解して、解く問題・捨てる問題を考慮しながら時間配分を考えましょう。

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