全てのTOEIC受験者が絶対に使用すべき単語帳として「金のフレーズ」があります。
載っている単語、例文がTOEIC本番に出まくるという、まるでカンニングでもしているような気分にさせてくれる参考書です。
その良さや勉強方法については「TOEICに必要な単語は「金のフレーズ」1冊でほぼ網羅できる」で詳しく説明しています。
2018年2月20日にその姉妹本となる「銀のフレーズ」が発売されました。
この記事では、銀のフレーズの特徴、及びどのような人が使うべきかを説明します。
※以下、銀のフレーズを銀フレ、金のフレーズを金フレと呼びます。
銀フレの特徴、金フレとの違い
銀フレは基本的に金フレと同じ構成で、フレーズで単語を覚えるタイプの単語帳です。
単語数は銀フレも金フレも1000語です。
銀フレと金フレの違いは収録されている単語の難易度です。
- 金フレ:TOEIC500点から990点までの人を対象
- 銀フレ:目標スコアを600点としている
銀フレは、金フレの基礎固め編と思って間違いありません。
銀フレと金フレの内容は重複する
1点注意してほしいことがあります。
それは、銀フレと金フレで重複している単語があるということです。
銀フレは目標スコアを600点としていますが、実は金フレの最初の400語は600点レベルの単語なのです。
したがって、銀フレと金フレの単語が重複するのは当然ですが、著者によれば、550語が重複しているそうです。
また、同じ単語でも銀フレと金フレではフレーズが違います。
これをメリットととるかデメリットととるかは微妙です。
私は同じフレーズにした方が良かったと思います。
同じフレーズを何回も反復するのが暗記の鉄則です。
銀フレから金フレに移行する場合、同じ単語を違うフレーズで勉強することが、単語の定着の妨げとならないか心配です。
しかし一方で、2種類のフレーズを覚えてしまえば、TOEIC本番でそのフレーズが出る可能性も高くなるので、メリットとも取れます。
銀フレのレベル。初心者は銀フレを使用すべき
銀フレは目標スコアを600点としています。
したがって、銀フレは初心者向けの参考書です。
初心者とは以下の人です。
- TOEICの勉強をしたことがなく英語が苦手な人
- 高校のころに英語の勉強から逃げてきた人
- TOEICのスコアが400点未満の人
これらの人は金フレよりも銀フレを使用すべきです。
銀フレと金フレのどちらを使用すべきか迷ったら
もし銀フレと金フレのどちらをやるべきか迷ったら、書店に行って金フレを立ち読みしましょう。
金フレの1ページ目の10単語を見て、知ってる単語が4個以下なら銀フレから始めましょう。
金フレ、銀フレで単語を勉強する際には、1ページ10単語の単位で勉強していくのがおすすめです。
最初にパッと見た時に10個全てを知らないか、5個は知っているかでストレスが全く変わります。
10個知らないと精神的に取っつきにくいですし、10個覚えるまでに時間がかかりすぎるので、サクサク勉強を進めることが出来ません。
ストレスも大きく、時間もかかる勉強では、次第に単語帳を開くのが嫌になり挫折してしまいます。
たとえ目標が高かったとしても、単語力が不足している人は無理せず銀フレから勉強しましょう。
銀フレの使い方、勉強のポイント
銀フレの勉強の仕方は金フレと同じです。
詳細は「TOEICに必要な単語は「金のフレーズ」1冊でほぼ網羅できる」に書いているのでご覧ください。
この勉強法で大事なことは、1週間前後は毎日同じ単語に触れるということです。
例えば、1日で100語覚えたつもりでも、翌日には半分忘れ、1週間後には全て忘れてしまいます。
これは忘却曲線といって、人間の性質なのです。
単語帳を先に先にどんどん進みたい気持ちはわかりますが、焦らず復習を重視して記憶を確実に定着させるようにしましょう。
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※アプリで勉強する場合はスタディサプリENGLISH1つで十分です。
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