TOEICの試験後、「あの問題難しかったよね?」と誰かと共有したくなるものです。
単純に難しいというだけでなく、どういう根拠でどういう解答になるのかまで理解して、次のTOEICにつなげていきたいところです。
「TOEIC本番で手応えがなかった?受験後すぐに確認すべきこと」では、受験後に5chを利用して答え合わせすることを推奨していますが、ここで問題が発生します。
なんか話が噛み合わない…
その理由は、TOEICの本番の試験では問題が2種類用意されていることにあります。
その2種類を「メジャーフォーム」、「マイナーフォーム」と呼びます。
フォームの見分け方
問題用紙の表紙の右上に「4LIC20」とか「4LIC21」とか記載されています。
最後の数字が小さいほうがメジャーフォーム、大きいほうがマイナーフォームです。
アルファベット、数字とも各受験回で変わるので注意してください。
TOEICは問題用紙を回収されるので、フォームを判別するためにはこの番号を覚えるしかないのですが、そんなところに集中力を使う必要はありません。
2ちゃんねるには、「自分はメジャーフォームだったけど、あの問題は~」とか解説してくれる人がいます。
それを見て、例えば自分と同じ問題の話をしていればメジャーフォーム、違っていればマイナーフォームと判断できます。
フォームで難易度に違いはあるか
難易度に違いがある場合があります。
どちらのフォームでも問題数や問題形式は同じですが、文章量や使われている単語は違います。
ただし、いつもメジャーフォームが難しくてマイナーフォームが簡単、またはその反対になるという傾向はありません。
試験後に5ちゃんねるを確認すると、どちらかのフォームだけ「難しかった」という感想が目立つことから、難易度に違いがあることがわかります。
メジャーフォーム、マイナーフォームどちらが有利か
ただ、問題の難易度は結果に影響しないようなスコアになるはずです。
TOEICは1問何点と明確に決まっているわけではなく、受験者の得点分布を見ながら点数を調整します。
メジャーフォーム、マイナーフォームで有利、不利が決まるようなスコアとはなりません。
個人的な意見では、TOEIC800点以上を狙う場合は問題は簡単なほうが有利だと思います。
難しい問題の場合、最後まで解くことができずに5問、10問と適当にマークしなければなりません。
いくら得点調整をしてくれると言っても、その適当にマークした部分が満点として評価されるはずがありません。
簡単な問題ならば悠々と正解を選ぶことができるはずなので、そういう意味で簡単な問題のほうがスコアは高く出るでしょう。
ただ、フォームは選べませんし、自分が簡単なフォームを解いているか難しいフォームを解いているか気にしたところでスコアは変わりません。
試験中は問題を解くことだけに集中しましょう。
TOEICの試験問題は2種類あり、試験後の答え合わせで話が噛み合わない場合があるということだけ覚えていれば十分です。
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※難易度によって得点は若干変わりますが、何問正解すると何点になるのかという大体の目安を紹介します。
※問題フォームの違い以外にも、そもそも試験の種類が違う場合があることを説明します。
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