TOEICは一夜漬けで乗り切れるタイプの試験ではありません。そのため、TOEIC対策で一番大事なことは何と言っても毎日勉強を続けることです。
でもTOEICの勉強ってつまらないですよね?英会話ならコミュニケーションもあるので勉強していて楽しいですが、TOEICの勉強は1人で黙々と文章を読んで、ひたすら設問に解答するというような感じになるため苦痛です。
こんな勉強が長く続けられるはずがないので、私は3か月~半年で目標スコアを達成するような学習プランを推奨してきました。
しかし、3か月すら続かない人も多いと思います。
私は学習を続けるためのカギは学習計画の立て方にあると思います。今回は特に重要な「調整日」について考えてみたいと思います。
今までなかなか勉強が継続してできなかった人は是非ご覧ください。
継続して勉強するための計画の立て方
学習計画はつめこみすぎになりがち
TOEICの勉強を開始する前には大まかな勉強の計画を立てると思います。
「この参考書を○日までに終わらせよう。終わったら次はこの参考書に取り組もう。」
計画を立てるのってわりと楽しい作業で、その頃が一番勉強へのモチベーションが高い時期ということもあって、勉強計画はかなりタイトなスケジュールになりがちです。学習にあてる時間中は100%全力で勉強に取り組める、というような自分を過信した計画になってしまうというとわかりやすいでしょうか。
実際に勉強を始めると、予定が変わって勉強時間が確保できないということもありますが、それ以上に自分のやる気が低くて思ったほど勉強がはかどらない日が必ず出てきます。
そうなると、当初立てた計画が全くこなせなくなり、どんどん計画に遅れていくことを嫌気して途中で勉強を投げ出す危険が出てきます。
学習計画に必ず調整日を設定する
これを防ぐために、学習計画には必ず「調整日」をあらかじめ設定しておきましょう。1週間に1日は調整日とし、その週にこなせなかった分を調整日にこなすことで、立てた学習計画通りに勉強を進めていくことが可能になります。
その週にこなせなかった分が特になければ、調整日は勉強しなくてもいい日とします。そうすることで、この勉強しなくてもいい日を確保しようとして、その他の日も集中して勉強をこなそうというやる気がわいてきます。
調整日は連続して取り過ぎない
注意したいのは調整日をあまり連続して設定しないことです。
私は大学受験に失敗して浪人したことがあったのですが、浪人時は毎日一生懸命勉強していました。ちょうど夏期講習の時期にテストがあり、その手ごたえもよく今まで頑張って勉強してきたご褒美としてテスト後に1週間勉強を休むことにしました。
1週間休んだ後、リフレッシュもできたのでまた勉強を頑張ろう、、とはなりませんでした。なぜか以前のようには勉強に集中できなくなり、その状態がそのまま春まで続きました。夏までの貯金により何とか大学には合格したものの、危なかったですね。
せっかく毎日勉強するという習慣が身についていたのに、1週間も休んでしまったことで緊張の糸も切れ、勉強しないことが習慣になってしまったものと思います。
この経験から、私は勉強を休む日を3日以上続けて取るべきではないと判断します。調整日は勉強しなくてもいい日ですが、その設定には十分注意しましょう。
私がおすすめする勉強スケジュールは「100日でTOEIC800点を取るための勉強スケジュール」をご覧ください。
調整日に何をするか
英語を日本語字幕付きで見る
調整日は基本的には計画の遅れを取り戻す日であり、計画から遅れていなければ勉強を休んでもいいですし、逆に計画を前倒しして進めてもいいです。
ただ休むのはもったいないと感じる方には、TOEIC以外の英語に触れてモチベーションを上げることをおすすめします。
最初にも書きましたがTOEICの勉強は楽しくありません。でも、TOEICの勉強の成果を実感できれば楽しさも感じるようになると思います。
私のおすすめは、洋画や英語の番組を日本語字幕で見ることです。ハッキリ言ってTOEICのリスニング程度では洋画を字幕なしで理解できるわけがありません。※参考TOEIC高スコアでも英語が話せない?980点の私の英会話力とは
それでも、日本語字幕を見ながら聞くと聞こえてきた単語と日本語字幕がいくつかマッチするため、あたかも自分がちゃんと英語を聞けているような実感が持てます。
こうカラクリを書いちゃうとアレですが、結構モチベーションは上がりますよ。
「cool japan」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」がおすすめ
見る題材はなじみのあるものが理解しやすいのでいいです。
番組ならNHKのBSやNHK WORLDで見れる「cool japan」がおすすめです。日本の文化について外国人がいいと思うか議論する番組ですが、TOEICとは違い、生きた英語が話されるので話す間や抑揚、表情、ジェスチャーなども楽しむことができます。内容も軽いので気楽に見れる番組です。
洋画ならばディカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」がおすすめです。投資の話なので難しそうに感じますがコメディ映画であり、「fuck」という単語が506回も使用される問題作ですw
字幕で見るとディカプリオって演技上手いんだなぁということも感じ取れていいですが、この映画はちょっと過激なシーンが多いので家族で見るのは止めましょうw
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